緊急拡散:慰安婦問題根本を糺せ【フリージャパンウオッチ】

新年明けましておめでとうございます<(_ _)>

さて本年最初の更新ですが…水間氏は最近従軍慰安婦の話を取り上げてますが、実はブログの中では具体的にどういう根拠で従軍慰安婦問題に反対しているのか、論旨がはっきりしません。
水間氏の文章は、「主題については何も語っていない」という特徴がありますが、今回のブログもその特徴が良く出ています。根本を糺せなどと言ってますが、自分でやってみてほしいものです。

で、水間氏自身の考え方が少し書かれているのは、水間氏自身の本なのですが…これがまた…詳しくは引用後に。

 【引用ここから】
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-656.html
●緊急拡散《「従軍」慰安婦問題の根本を知れば、韓国人の甘えの構造が分かる》

■当時(1994年)、インターネットが現在のように普及していたのであれば、慰安婦問題はここまで引きずることもなかった。

それは、韓国政府が「慰安婦」問題をネタに、公式に我が国にたいして謝罪と称する「援助」を求めてきた根本問題を、小生が『動向』(1994年12月号;ペンネーム・飛鳥翔)で、明らかにしたのですが、いまだに根本問題が普及していないようですので、一部を再掲載しますので、拡散して皆様方の共通認識にしてください。このリポートで「慰安婦」問題は、韓国経済がパンク寸前になると、必ず韓国は「慰安婦」問題を持ち出し、援助金を繰り返し掠めている実態がよく理解して頂けることでしょう。

現在の韓国も、同リポートを発表した1990年代初頭と似通った経済状況なのです。そこでまた出て来たのが「慰安婦」問題なのだ。

同リポート発表当時と、現在、「慰安婦」問題の環境が決定的に違うのは、『朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実 韓国が主張する「七奪」は日本の「七恩」だった』(徳間書店)に収録した、戦前の朝鮮版朝日新聞東亜日報の記事で、「慰安婦」問題の嘘がバレバレになっていることです。

それにも拘わらず、韓国政府は「慰安婦」問題を持ち出し、通貨援助「通貨スワップ枠拡大9900億円→5兆4000億円」を掠めとる裏には、野田首相が民団から献金やポスター貼りなどの選挙協力の見返りにしては、あまりにも気前よく巨額な支援を認めたので、まだ他に「急所」を握られているのではないか、と疑ってしまうのは小生だけではあるまい。

【動向】1994年12月号より一部抜粋

〈韓国の場合は、1982年の学習効果(教科書「書き換え」問題)もあり、経済がパンク寸前でばたつくことなく、一段と巧妙になり、事前に経済状況を予知して、88年のソウルオリンピック以後の経済の低落傾向を回避するために出て来たのが、お馴染みの『朝日ジャーナル』に、88年5月から12月まで隔週で15回にわたって掲載された「日本国は朝鮮と朝鮮人に公式陳謝せよ」との広告であり、それが、『朝日ジャーナル』の記事になり、朝日新聞の社会面へと展開していったのだ。

90年5月の廬泰愚大統領の訪日に際し、遺族(慰安婦)は、ソウル日本大使館前で2週間の座り込みを決行、その後、10月29日、東京地裁に22人の韓国人遺族が、日本政府に対してして、「公式陳謝と賠償」を求める訴訟を提出したのである。

実質的リーダーが在日朝鮮人である彼らは、「強要・強制」を示す記録は無いにも拘わらず、「従軍慰安婦」問題へ発展させて行くのだが、金泳三大統領は、「真実を明らかにするのが重要で、物質的補償は求めない」などと、珍しく俊逸な発言の後に、ただ「強制性」は認めてほしいとの条件を1つ出したのである。


実は、問題が大きくなる前、1990年の緊急援助「995億9000万円」は、廬泰愚大統領が来日した年に実施したのであり、事前に「物質的補償」を日本政府はさせられていたのである。

この問題がなお燻り続いているのは、90年に巨額援助をしているにも拘わらず、91年、92年と財政と国際収支がマイナス状態であり、マネーサプライ(通貨供給)の動向次第では、韓国経済がいつパンクしてもおかしくない状況だからなのである。〉

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆再掲載ここまで。

民主党政権が続く限り、韓国政府が無尽蔵に引き出し可能な「現金支払機」を持っていることになります。

日本の経済状況など無視して、野田首相は不退転の決意で「消費税」を上げると息巻いている根本は、韓国経済の破綻に備えて、これからも貢ぐためと考えると、非常に説得力があるように思えることが恐ろしいことだ。

 【引用ここまで】

水間氏の文章を読めばお分かりになるでしょうが、従軍慰安婦問題について「何が」嘘であると考えて「何が」ばれているのかさっぱり理解できません。

>実質的リーダーが在日朝鮮人である彼らは、「強要・強制」を示す記録は無いにも拘わらず、「従軍慰安婦」問題へ発展させて行くのだが、金泳三大統領は、「真実を明らかにするのが重要で、物質的補償は求めない」などと、珍しく俊逸な発言の後に、ただ「強制性」は認めてほしいとの条件を1つ出したのである。

かろうじてこの文脈で「強要・強制」の記録がない、という話を出しています。
さて、強制と言うと日本軍が銃を突きつけて女性を連れて行った…という話を持ち出して「そんな記録はない!」と自分で都合よく問題を限定して、都合良く否定するのがこの手の方々のいつものパターンです。(ネットにあふれる「二十万しかいないのに三十万虐殺できないだろ!」とか言う感じの幼稚な南京事件否定論と同じ構造です)

また、水間氏の本を読むと、「朝鮮の女性をだまして連れて行ったのは、朝鮮人の悪徳業者だ!後はプロの売春婦である!」という論調です。

この論調の時点で、水間氏が従軍慰安婦の問題をかけらも理解する気がないのは明らかなんですがね…まあ、吉見氏の「従軍慰安婦」くらい読んどけよと…

当時、朝鮮はどこの国の植民地で、慰安婦を『募集』したのはどこだかわかっているのでしょうか?利用者は?発注者は責任を取らないのでしょうか?移動が制限されていた朝鮮人が、まさか自分で軍に売り込んで慰安所を設置したとでも思っているのでしょうか?

参考までに下のサイト

従軍慰安婦問題FAQ
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/561.html

誰かの妄想・はてな
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20111228

村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3062.html
(↑特にこのエントリのコメント欄は、水間氏の論調そっくりです)

Transnational History 慰安婦の碑に込められた意味と、20年まったく進歩のない否定論。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20111215/p2

さて、真面目な反論はお任せしておくとして、水間氏は「韓国が従軍慰安婦をカードにして、日本から援助金を持っていっている!」と主張しているわけですが。

>それにも拘わらず、韓国政府は「慰安婦」問題を持ち出し、通貨援助「通貨スワップ枠拡大9900億円→5兆4000億円」を掠めとる

この人「通貨スワップ」が何だか全く理解してません。お互いの国が金融危機に陥った「場合」に互いの間で資金を融通できるというのがスワップ協定で、過去の韓国の金融危機の際には韓国は日本とのスワップ枠を使用していません。そして、IMFなどからのお金もちゃんと返してます。

詳しくは、過去にも書きました
http://d.hatena.ne.jp/lixyoshida/20111028/1319819290

さて、そして

>実は、問題が大きくなる前、1990年の緊急援助「995億9000万円」は、廬泰愚大統領が来日した年に実施したのであり、事前に「物質的補償」を日本政府はさせられていたのである。

「緊急援助」の意味がわかりませんが、金額と年度から察するに韓国へのODAのことだと思われます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/jisseki/kuni/j_90sbefore/901-03.htm
ここで有償資金協力の欄に995.9億円の内容が書いてあります。

90年以降、実質韓国へのODAは終了します。主旨から言っても先進国になった韓国に対してのODAの必要性がなくなったわけで、ODAをやった価値があったというものでしょう。

水間氏はこれを「物質的補償」などと書いていますが…これ有償資金協力ですよ…要するに利子をつけて(低金利、長期間とはいえ)貸してるだけです。
韓国のODAの償還実績は良く分からなかったのですが、資料を見る限りは日本側が韓国へのODAを債務免除をしている形跡はありません。(ちなみに中国も順調に返しているらしいです)

長くなりましたが、水間氏は相変わらず韓国へのお金の話が出ると、なんでも賠償に結び付けようとして結果的に、毎度毎度嘘を書き連ねています。

水間氏は、なぜここまで調べることができないのに、嘘を強弁できるのかが不思議でたまりません。恥ずかしくないのでしょうかねぇ…私のような素人が調べても水間氏の主張がぼろぼろであるというのはあっという間に分かるのですが…