こんな本を見きわめてしまうのは、恥ずかしい(笑)【フリージャパンウオッチ】

いつも通りのお粗末な南京事件否定論です。まあ、水間氏としては自分の本を売らないと「南京商売人」としてはやっていけないのですから必死なのはわかりますが、それにしてもいつまでも嘘を言い続けるというのは大変ですね。
 【引用ここから】
超拡散《南京関連本の見極め方》
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-757.html

■「南京虐殺」を否定的に捉えてて、ご自身も「南京問題」の真相を知りたくて書籍の選択を探しあぐねていらっしゃる皆様の為に、選択するための指針を提示します。

まず、それら南京関連本で取り上げている資料は、法廷で証拠採用される資料価値があるか否かを基準にすることが、最低限必要です。

それには、冷徹な資料批判が必要です。自己満足に酔って重箱の隅を突っついている書籍は問題外です。

これまで発掘された資料の価値をピラミッド型に整理すると、その頂点に位置するのは、①「第100会期国際連盟理事会議事録(1938年2月)」(国際連盟理事会に於いて、中国代表が「南京で2万人の虐殺があった…」と演説しても他の理事国は相手にしなかった)

東京裁判に於いて、「南京虐殺」の積算根拠として証拠採用されていた「崇善堂の埋葬記録約112.000体」は、中国側の資料で根拠が無いことを証明した阿羅健一氏のスクープ。(1985年8月10日、産経新聞)「南京の虐殺数」約112.000体は、このスクープで消滅している。

③ロンドンタイムズ、ニューヨークタイムズ朝日新聞などのクオリティペーパーに、「南京虐殺」は報道されていないこと。

以上の3点を基本に、底辺を形づけ補完するのは、客観的に証明できる公的資料、当時の私信の順で資料価値は低くなる。そして偽証罪の無い一方的なリンチ裁判(東京裁判)での証言・伝聞などは証拠の価値はありません。(日本が敗戦後の撫順戦犯管理所での尋問調書は、証拠価値は無い。)

以上の基準を元に南京関連本を選択すると、最重要の一次資料①②③の史料価値を評価して論述してある書籍は、『南京の実相』(日新報道)と『「南京事件」の総括』の二書だけになる。また、出版されたときに資料①が発掘されていなかったことで、①だけ記載されていない『朝日が明かす中国の嘘』(高木書房)も評価できる書籍です。

義務教育を終えられた中学生以上の方であれば、冷静に考えるとどの本を選択するかは、一目瞭然になることでしょう。読むと読むほど全体像が霞んでしまう図書は、自己満足本のたぐいです。

★私信にいくら虐殺が記載されて無いから「南京虐殺」はなかったなどは、偶々その個人が「観てなかった」と反論されるのがオチです。

★また、誰それが勲章もらっていたから怪しいだけじゃ、なんら説得力がない。「南京虐殺の捏造証言をした功績に叙賜した」との記録でもあったのかと、突っ込まれて終わり。

★「南京大虐殺」の最中と言われている1938年1月末から2月上旬の国際連盟理事会で、中国国家元首代理でもある顧維欽国連大使が「2万の虐殺があった…」と大演説をぶっても他の理事国には相手にされなかった。

このような状況で、中国が外国人を前に300回記者会見しても「南京虐殺に触れなかったから虐殺はなかった」など言い募る者がいるが、まったく無意味なことなのです。記者会見より国際的に公式な場所で、相手にされなかった「ヨタ話」を繰り返し言い募るほど中国人もバカでなかったってことなだけです。

胡錦濤主席に五項目の質問状を民間人が出しても回答がなかったから、「なかったから応えられなかった」など、トンチンカンなことを言い募るものがいるが、小学生レベルの夢物語です。

北方領土は日本固有の領土を証明する五項目の質問状」を出すとか、「東京大焼殺と広島・長崎大爆殺」は戦時国際法違反であるから「謝罪に関する質問状」をだして、プーチンオバマ大統領が公式に回答を寄せてくるなど、奇想天外な発想で、それが実現するのであれば政治家など必要ないではないか。

それを喧伝するのであれば、政権与党の100人の国会議員が、中国へ要請した公式記者会見の内容を周知することが重要なのです。すでに 国会議員が「南京問題」で、国内外の記者を前に公式記者会見を開催しているにも拘わらず、全国紙に「何よりも国会議員が声を上げることを強く求めたい」など、寝ぼけたことをのたまっているものが居るから、「南京問題」は何時までもケリがつかないのです。研究者として恥ずかしいかぎりです。

『南京の実相』を見れば一目瞭然ですが、国会議員の記者会見の模様を写した数枚の写真が『南京の実相』に収録されているので確認して戴きたいものです。

すでにインターネットユーザーの皆様方には、常識的なことでも重箱の隅を突っついている研究者は、知らないか敢えて無視しているのか知りませんが、このような人物には、「南京問題」を語る資格はないのである。

 【引用ここまで】

いやはや相変わらずカビの生えた否定論を振りかざしてますが…

>「南京虐殺」を否定的に捉えてて、ご自身も「南京問題」の真相を知りたくて書籍の選択を探しあぐねていらっしゃる皆様の為に、選択するための指針を提示します。


問題のとらえ方がいきなり間違っています。事実を知ることによって肯定するのか否定するのか
(そもそも南京で少なくとも数万人の虐殺があったことは事実なので、「否定」と言うのはおかしいのですが)考えるのが、普通の「事件」に対してのとらえ方でしょう。「否定的に捉えてて」から始まるというのはすでにバイアスがかかっているのです。


>それには、冷徹な資料批判が必要です。自己満足に酔って重箱の隅を突っついている書籍は問題外です。


ご自分のことですね本当にありが(ry

>まず、それら南京関連本で取り上げている資料は、法廷で証拠採用される資料価値があるか否かを基準にすることが、最低限必要です。


なんで「法廷で証拠採用される」必要があるのか分かりませんが、具体的に見ていきましょう。

>①「第100会期国際連盟理事会議事録(1938年2月)」(国際連盟理事会に於いて、中国代表が「南京で2万人の虐殺があった…」と演説しても他の理事国は相手にしなかった)


これは何度も私がブログで取り上げている通り、国際連盟での演説は南京事件がメインではありませんでした。中国における日本軍の侵略行為自体を問題にしたものです。この主張は意図的にゆがめられていますね。
当然ながら議事録を読めばそんなことはわかるわけで、法廷で採用されるとはとても思えませんねぇ。

>②東京裁判に於いて、「南京虐殺」の積算根拠として証拠採用されていた「崇善堂の埋葬記録約112.000体」は、中国側の資料で根拠が無いことを証明した阿羅健一氏のスクープ。(1985年8月10日、産経新聞)「南京の虐殺数」約112.000体は、このスクープで消滅している。


嘘です。
「崇善堂が埋葬活動をしていたことは事実」
http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/%BF%F2%C1%B1%C6%B2%A4%AC%CB%E4%C1%F2%B3%E8%C6%B0%A4%F2%A4%B7%A4%C6%A4%A4%A4%BF%A4%B3%A4%C8%A4%CF%BB%F6%BC%C2

もちろんこういうこともすでに分かっていることで、法廷で採用されるなど夢のまた夢です。


>③ロンドンタイムズ、ニューヨークタイムズ朝日新聞などのクオリティペーパーに、「南京虐殺」は報道されていないこと。


嘘と曲解ですね。
「欧米では事件は大々的に報道されていた」
http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/%b2%a4%ca%c6%a4%c7%a4%cf%bb%f6%b7%ef%a4%cf%c2%e7%a1%b9%c5%aa%a4%cb%ca%f3%c6%bb%a4%b5%a4%ec%a4%c6%a4%a4%a4%bf
ここにもある通り、ニューヨークタイムズそのほかで報道されています。
こんなことが証拠に採用されるなど夢のまた(ry
また、朝日新聞が報道していないことに関しては…まさか、戦前の日本に検閲と言う物が存在していたことを水間氏は知らないのでしょうか?そんな皇軍の名誉に傷をつけるような報道を当時できるわけもありません。水間氏は知っていてわざとこういうことを言っている節があります。
こういうことを言うのは、それこそ歴史をあまり学んでない人を騙そうという意図が透けて見えます。

そのあげく「この三冊以外は価値がない!」と言い張るのですから…情報を絞ることで、自分たちの論しか読まなくていいという態度…本当に「冷静な史料批判」ができる人なら、さまざまな書籍から上記のような嘘をあっさり見破ってしまいますが、そこから必死に目をそらす「南京商売人」…いと哀れ。

>以上の基準を元に南京関連本を選択すると、最重要の一次資料①②③の史料価値を評価して論述してある書籍は、『南京の実相』(日新報道)と『「南京事件」の総括』の二書だけになる。また、出版されたときに資料①が発掘されていなかったことで、①だけ記載されていない『朝日が明かす中国の嘘』(高木書房)も評価できる書籍です。


以上のように、上記の本は嘘ばかりで何の価値もありません。いくら国会議員が関わっていようが、おかしいものはおかしいです。それが事実と言うものです。


>義務教育を終えられた中学生以上の方であれば、冷静に考えるとどの本を選択するかは、一目瞭然になることでしょう。読むと読むほど全体像が霞んでしまう図書は、自己満足本のたぐいです。


義務教育を終えられた方は、「一目瞭然で現実がはっきりする」ということより「現実はそう簡単なものではない」と言うことを学んでいると思います。

>すでにインターネットユーザーの皆様方には、常識的なことでも重箱の隅を突っついている研究者は、知らないか敢えて無視しているのか知りませんが、このような人物には、「南京問題」を語る資格はないのである。


あいかわらず、文章としての意味が通りません。自称真性保守の方ならまずは自国語をちゃんと使って欲しいものです。
それはそうと、インターネットユーザーでも、水間氏が上げたようなことはすぐに嘘と曲解に満ちていることはわかるので、無駄だと思います。


(参考)
「謝罪は口先だけ」
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120313/1331644980

これは朝日新聞の戦後すぐの謝罪宣言の話と、現在の報道姿勢を対比して批判しているものですが、戦後すぐに「報道の真実をゆがめていた」と言う事実を朝日自身が宣言していたもので、水間氏の良く使う戦前の朝日新聞に、事実に関しての史料価値が極めて低い(戦前の情報統制の実体としての資料価値は高いかもしれないが)ことを証明している。


「産経ネタ、拡大する。他。」
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20120314/1331684899

水間氏と同類の拓殖大学客員教授藤岡信勝氏のたわごと


「言論ゾンビを跋扈させるマスメディア(追記あり)」
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120312/p1

何度も何度も何度も…嘘をついても、何の進展もないということをこの国は学ばないとだめだと思います。