拡散;狙い通りの結果がでました【フリージャパンウオッチ】

いつもの水間氏のブログから。
あんな薄い本一冊の、一部の英文から「南京大虐殺はなかった!」なんて読みとったら、真面目に研究している人に非常に失礼だと思います。

http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-530.html

 【引用ここから】

●拡散《『南京の実相』が狙い通りの結果を出しております》

■外国通信社の友人にプレゼントした『南京の実相』が、友人によると、「英語がネイティヴの同僚に貸してあげたら、英文資料だけで南京大虐殺はなかったと理解できた」と、感想を述べて来たとのことです。

それを聞いて確信したことは、原文(英文)の国際連盟理事会議事録全文(1938年2月)やタイムズ(1937年12月)などの一次資料をそのまま掲載したことで、ジャーナリストが自分で判断できたのだと確信しました。

百聞は一見に如かず、原史料を直接読めるように掲載したことで、ある程度「南京大虐殺」を刷り込まれいるジャーナリストですら、一発で目覚めさせる力が、一次史料にあることです。成人に達している方々は、自分が完全に納得しなければ、それまで詰め込んだ「知識」を棄てることは、なかなかできません。その為にも、原文を直接読んで頂く機会を作る必要性を実感した次第です。

この事実を踏まえて、日本の名誉を回復できる戦略的な企画を考えております。

 【引用ここまで】

毎度思うのですが、水間氏はうっかり「一次資料!一次資料!」と言い立てるのはやめた方がいいと思います。
「南京の実相」がいかにトンデモ本であるかは、以下のサイトが詳しいです。ちゃんと「一次資料」にあたって論証しているサイトです。

http://www.geocities.jp/yu77799/

全部読むのが大変な方は(これくらいの知識があって、初めて南京事件を論じられると思いますが)「南京の実相」をわざわざ検証しているので、そこを。

http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou1.html
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou2.html
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou3.html

上記のサイトをご覧になればわかるように国際連盟の第100回理事会においては

『つまり顧維鈞は、別に「南京の暴虐」を訴える目的でこの演説を行なったわけではありません。顧維鈞は演説のごく一部で「南京の暴虐」に触れたに過ぎず、会議でも特段の争点にはなりませんでした。国際連盟が「認めなかった」ものは、日本に対する「制裁」であり、「南京の暴虐」ではありません。

この議事内容を「国際連盟は「2万人虐殺」すら認めなかった」と「翻訳」してしまうのは、読者をミスリードする「トリック」と言われても仕方がないでしょう。』

ということです。ちゃんと理事会の議事録全文もリンクされている
http://www.geocities.jp/yu77799/siryoushuu/nankin/gijiroku.html
ので「一次資料」をきっちり読んでいただきたいものですね。

こういうサイトを読んでなおかつ

南京大虐殺はなかったと理解できた

などと言えるのは曲解も甚だしいもので、つまり水間氏は会議録の内容を理解できていない。と断じざるを得ません。

相変わらずの妄言ですね。