緊急拡散《新嘗祭を自然消滅させるTPP》【フリージャパンウオッチ】

毎度のことながら水間氏は「お前が言うな」という話をしているので面白すぎます。

http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-582.html

 【引用ここから】
●緊急拡散《新嘗祭を自然消滅させるTPP》

■今上陛下が体調を崩され、入院が長引かれております。

国民が最も心を痛めていることは、歴代の天皇陛下が最重要の祭祀として執り行われてきた「新嘗祭」ですが、今上陛下のご病気が長引かれ、執行できなくなってしまわれたことです。

この状況は、国論が二分されているTPP問題へ、「天の声」が下ったと思っております。

それは、天皇陛下が新穀(米)を神々に供え、共に食する「新嘗祭」が、TPPによって米が壊滅して、自然消滅することへの警告と捉えることが出来るからです。これは、有史以来初めての出来事であり、日本が日本である根本を失うことに他なりません。

今回、国賓として来日されたワンチュクブータン国王は、薫風のように心温まる感動的なメッセージを遺されました。それは「人間の幸せは、国民総幸福量(GNH)を基本とする」指標を、実践されていることでした。これは、将に日本人が忘れがちになっていた、日本のよき伝統への回帰を促すメッセージだったのです。

★TPPによって「新嘗祭」が自然消滅する流れに、天皇陛下は、さぞかしお心を痛められていらっしゃると思っております。

野田首相は、TPPによって「新嘗祭」が、将来的に自然消滅することを策し、御皇室の存在を最終的に解体させる流れに舵をきりました。

覚醒されていらっしゃる皆様、「新嘗祭」が必要のない国とは、実質的に御皇室も必要としない国柄になってしまうことを意味しているのです。

これは将に、「国家存亡」の危機的状況そのものなのです。

これに国民は激怒せずして、いつ激怒するのでしょうか。

 【引用ここまで】

>国民が最も心を痛めていることは、歴代の天皇陛下が最重要の祭祀として執り行われてきた「新嘗祭」ですが、今上陛下のご病気が長引かれ、執行できなくなってしまわれたことです。

え??

…いや、陛下が風邪でひどいことになっているのは気の毒で、治ってほしいとは思いますが、「新嘗祭ができないのを、国民が最も心を痛めている」ですって???
そんなことを勝手に「国民が最も心を痛めている」などと決めてほしくないです。

野田首相は、TPPによって「新嘗祭」が、将来的に自然消滅することを策し、御皇室の存在を最終的に解体させる流れに舵をきりました。

…うーん…TPP反対なのは別に文句ないですが、それを皇室の解体のために舵を切ったというのは、あまりにも無茶な解釈で妄想にもほどがあるというものでしょう。それとこれとは別でしょう。


ここの本題からはそれますが、水間氏はどうも皇太子殿下が気に入らないようで(厳密に言うと皇太子妃殿下に、かな?)たびたび批判するのですが、これはまた不思議な話でして。
なぜかというと、水間氏は今回のブログでも書いてますが、「陛下個人」に尊崇の念を抱いているのではなく、「天皇制」という機能に尊崇の念を抱いているようです(でなければ、「新嘗祭ができないことが問題である」などと言わないはずです)

であれば、次代の陛下である皇太子殿下にも尊崇の念を表さなければならない(システムとしての「天皇制」を愛しているのなら)はずですが、そんな様子は全く見えません(どころかリンクしている中には「皇太子を退位させよう」という主張をしているところも平気で支持してます)

この矛盾についてどういう説明ができるのでしょうかねぇ?(まあ、そこまで考えていない可能性が高いと思いますが)

ついでながら皇室を尊崇している方が、なぜか皇太子妃殿下や敬宮殿下に批判的な方々がいますが、上記のような点から不思議なものです。人柄や個人的な病の問題を取り上げて批判する方は、それぞれの個人として気に入らないのでしょうが、「皇室」と言う地位に人柄は関係ないわけです。
つまり、そういう批判をする人は「皇室の方々には、自分たちの気に入るような人柄であって欲しい」という、自分勝手な希望でしかないのです。そのあたりは妃殿下等々を「個人」としては見ていない割りには「個人」としての業績を批判するという、矛盾したことを言っているのですが…

水間氏も当然ながら、こういう批判からは免れません。


それと、本題に戻りますが、水間氏はたびたび政治家が「陛下の政治利用」することを批判しますが、この陛下のご病気をもってTPP批判をするというのは、水間氏自身の批判する「陛下の政治利用」であるのですが、気がつかないんでしょうねぇ。それともやっぱり

愛国者の私の主張は政治利用ではない!」ということなんでしょうか?


※追記
「お前が言うな」という話では、そういえばこんな話もありましたね。ブータン国王夫妻の晩餐会を欠席した閣僚が云々の話ですが…まあ、自民時代もよくあったよねと思ったら…
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20111119