超拡散《世界の混迷化と強かな中国のユネスコ世界遺産登録戦略》【フリージャパンウオッチ】

確かに中国はしたたかだろうけど、それと南京事件をくっつける強引さは、さすが水間氏と言うしかないお手並みです(←褒めてない)

http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-560.html

 【引用ここから】
●超拡散《世界の混迷化と強かな中国のユネスコ世界遺産登録戦略》

■世界が混沌としている中での中国の強かな国家戦略は、着々と世界を席巻し始めています。

現在、日本の政治はなきに等しく、米誌フォーブスが発表した世界に影響力のある人物ランキングで、白川日銀総裁は36位になっているにも拘わらず、野田首相は62位と影の薄い存在になっています。第1位はオバマ米大統領、第2位がプーチンロシア首相、そして胡錦濤中国国家主席は、3位にランクインしていました。

この状況は、そのまま国際政治の影響力に反映しており、欧州債務危機EU崩壊が現実化しつつある状況の中、G20会合では、中国に欧州金融安定化基金債券引受の期待感が高まっています。

それに関して中国は、香港紙を通し「支援するなら明確な見返りを求めよ」と、露骨な要求を始めています。

その要求は、中国を市場経済国に認定せよ、とか、「元」の為替レートの改革を要求するな、とか、どれもこれも欧州が簡単に受け入れられないことばかりです。

そこで、国際政治の犠牲になるのは、政治的弱小国日本なのです。

中国は、これを好機ととらえ様々な分野で存在感を主張することは、当然の権利として、今まで要求しても達成できてないことをごり押しすることは見えみえです。

それは、欧州が主導権を握っていて、直接欧州諸国の国益をなんら損ねることのないことで、中国を満足させれるのに利用できるものがあれば、欧州としても願ったり叶ったりで、それに飛びつきます。

★それは、ズバリ「南京大屠殺記念館」のユネスコ世界遺産登録です。それで日本を世界的に貶めれると考えているのです。覚醒されていらっしゃる皆様、この状況を見過ごせますか。『反日包囲網の正体』を読了されていらっしゃる皆様は、ご承知のように、中国は歴史認識問題を戦前戦中戦後と、とどまることなく「情報戦」を仕掛けています。

中国は、この数年、同記念館のユネスコ世界遺産登録を策し、閉鎖してまで展示場や敷地を拡張したり、日本国内でなりふり構わず旧日本軍の資料を収集していました。

そこに欧州が中国になびく状況になったのです。中国にとって、この千載一遇のチャンスを見逃すはずがありません。


米国は、この二年間、ユネスコの分担金を滞納していることで議決権を失っていますので、欧州の意向で運営されていますので、中国の意思が反映できる状況になっているのです。

米国と中国が東京裁判で合作した「南京大虐殺」は、自民党歴史議連(中山成彬会長・西川京子事務局長・戸井田徹南京問題小委員長)が米国の全国会議員に、『南京の実相』を寄贈したことで、楔を打ち込むことができたのですが、まだユネスコ世界遺産登録を阻止できるまでになっておりません。

そこで、故中川昭一先生が創設した「歴史議連」の意思を、世界中に知らしめるために追悼を兼ねて「『南京の実相』を国内外のメディア図書館に寄贈する会」を立ち上げることになりました。

今までも南京関連本を外国に発送したり映画を制作したりしていたようですが、いずれも情報戦にはほど遠く中途半端で終わっています。現在、南京問題研究の第一任者である阿羅健一氏は、『南京の実相』に収録した1938年の「国際連盟議事録」で、南京問題は終了したと断言された通り、2008年に発行後、朝日新聞・外国メディアや中国も『南京の実相』の存在に関して沈黙しています。

そこで、1000日の熟成期間を経て、『南京の実相』を在日本外国大使・在日本外国特派員・全国の地方自治体図書館・国内メディアなどを手始めに、国内外へ一気呵成に寄贈することになりました。

詳細は来週明らかにします。南京問題を終結させる情報戦は、この更新から本格的にスタートしますので、拡散を宜しくお願い致します。

 【引用ここまで】

「南京の実相」みたいな価値のない本を贈られても、さぞ迷惑でしょうなぁ。そんなに在庫が余っているのでしょうか?

>阿羅健一氏は、『南京の実相』に収録した1938年の「国際連盟議事録」で、南京問題は終了したと断言された

だから、38年の国際連盟の第100回理事会においては南京の暴虐を含めた日本の侵略行為に制裁を行うか否かという話で、「南京事件がどうだった」ということを論じた場ではないのですが、相変わらずデマばかりですね。

詳しくはこちら。
http://www.geocities.jp/yu77799/

全部読むのが大変な方は(これくらいの知識があって、初めて南京事件を論じられると思いますが)「南京の実相」をわざわざ検証しているので、そこを。

http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou1.html
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou2.html
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/jissou3.html

上記のサイトをご覧になればわかるように国際連盟の第100回理事会においては

『つまり顧維鈞は、別に「南京の暴虐」を訴える目的でこの演説を行なったわけではありません。顧維鈞は演説のごく一部で「南京の暴虐」に触れたに過ぎず、会議でも特段の争点にはなりませんでした。国際連盟が「認めなかった」ものは、日本に対する「制裁」であり、「南京の暴虐」ではありません。
この議事内容を「国際連盟は「2万人虐殺」すら認めなかった」と「翻訳」してしまうのは、読者をミスリードする「トリック」と言われても仕方がないでしょう。』

ということです。ちゃんと理事会の議事録全文もリンクされている
http://www.geocities.jp/yu77799/siryoushuu/nankin/gijiroku.html
ので「一次資料」をきっちり読んでいただきたいものですね。

こういうサイトを読んでなおかつ

南京大虐殺はなかったと理解できた

などと言えるのは曲解も甚だしいもので、つまり水間氏は会議録の内容を理解できていない。と断じざるを得ません。

>2008年に発行後、朝日新聞・外国メディアや中国も『南京の実相』の存在に関して沈黙しています。

反論する気にもなれない事実誤認だからでしょうね。というか、そんな本のことは「誰も知らない」が実際のところでしょう。