●緊急拡散《『日本尖閣防衛協会』を発足します》【フリージャパンウオッチ】

さていつもの水間氏のブログから。

http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-509.html

  【引用ここから】
●緊急拡散《『日本尖閣防衛協会』を発足します》

■今まで尖閣に於ける中国側の不法行為に対して、日本政府が抗議すると、とりあえず「尖閣は中国固有の領土」と、コソコソ中国政府高官が日本政府に言い訳をしていたが、ここに来て、中国は、日本政府の弱腰外交を見透かして二歩踏み出してきた。

★まず、その一歩は「初の中国政府艦船による領海侵犯」だ。

★そして、駐日中国大使が初めて一般日本国民を前に、「尖閣は中国固有の領土であり、漁業監視船の行為は領海侵犯に当たらない」と、開き直ったことです。

これは、昨日(9月22日)NHKがニュースで流したので、ご覧になった方も沢山いらしたことでしょう。

★中国のこれからの「尖閣強奪戦略」

①日本政府の出方を計りながら、「繰り返し漁業監視船に領海侵犯をさせてくる」

※この時、日本政府は「今後、領海侵犯が繰り返すことで惹起する如何なる責任は中国側にある」と声明を出して、警告射撃を予告する必要がある。

②その都度、一般国民に向かって駐日中国大使や中国政府高官が日本国内で「尖閣は中国固有の領土で、領海侵犯に当たらない」と、記者会見で開き直る

※日本政府は「中国は1990年代に唐突に公文書に尖閣は中国固有の領土と書き込んでも国際社会では通用しない」とか「1970年以前、中国は公文書で尖閣を日本領と規定していた」など、キツく抗議をする。(これを中国では文攻と言う。)尚、2回目の領海侵犯には「警告弾」を発射しておく必要がある。3回目には、実弾発射の可能性を海上保安庁と事前に協議しておく必要がある。当然、海上自衛隊も協議に参加させる。

③中国は、空母機動艦隊を実戦配備する4年後を前に、中国海軍の艦船に領海侵犯させて、日本政府の出方を計る。いままで通りだったら、4年後に空母機動艦隊を尖閣海域に「遊よく」させ、日本国民に「えん戦」気分を植え付ける。

※ここまで来たら、日本が押し込まれ、実質的に尖閣海域は奪われたと同じ状態になる。

④中国は、10年内に空母機動艦隊を3艦隊にする計画で着々と準備をしているが、完成したとき、尖閣海域に中国海軍を常駐させて「尖閣海域は中国の領海」と国際的に宣言する。

※この戦略の強かなところは、尖閣諸島に上陸しないで、先に圧倒的海軍力を誇示して尖閣海域を押さえ、その後、なし崩し的に尖閣諸島そのものを強奪する算段なのだ。

中国は、経済力で日本を上回るようになったら、軍事力を全面的に出して、尖閣諸島を強奪しにくると、平成6年12月号『動向』(国民新聞社)で小生が警告していた通りになっているので、今後の10年間も予告した通りに中国は戦略を練っているはずです。それは、「戦わずして奪う」ことを、最良の戦略としてきた中国の歴史が物語っているのです。

いま、日本に一番必要なことは、東日本大震災から派生した原発事故を見るまでもなく、「想像力の欠如」を如何に補うかにかかっています。

戦前の言論界も、ただただ欧米の横暴に吠えているだけで、実質的な戦略を提言していた言論人はいなかった。

尖閣が危ないと吠えるなら犬でもできる。

先月、問題になった、台湾の「中華保釣協会」の公式ホームページにアップされていた「北京」や「台湾」で発行していた地図に「尖閣」と日本名で表記していた一連の資料は、案の定、すべて削除されたが、根本資料は小生が発掘したものですので手元にあり、体制を整え資金と組織が構築できれば、国連など国際機関や外国通信社などへ、「尖閣は日本固有の領土」と、証明できる資料を作成して強制的に世界へ配布する予定です。その前提資料は『いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実』(PHP研究所)のカラーグラビアと第1章を参照してください。《解説動画;http://m.nicovideo.jp/watch/sm12886680?uid=NULLGWDOCOMO&guid=ON&DCMPAKEHO=ON

近々、『日本尖閣防衛協会』の計画を明らかにしますので、皆様方の御協力をお願い致します。

※ジャーナリスト水間政憲;ネットだけ転載フリー《http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/

  【引用ここまで】


…いやね、尖閣諸島は日本が一貫して実効支配してきて、日本の領土だということに異存はないのですが。

上記の①〜②までは、ネットでよく主張されているお話で新しさも何もないですが(もちろん過激なので、日本政府がそういう対応をするとは思えませんが。ついでに言うと警告射撃とかの意味を理解していないであろうと思われますが、まあそこは置いとくとして)

…さて、ここで不思議なのは①〜②で、※のような対処をして、③のような事態が防げるのか?ということは全く言及されていないことです。強硬な対応をしても結局③のような事態になると思っているんでしょうか?それじゃあ、何のための※のような対応なのか?それとも※のような対応をすれば③のような事態は免れると思っているのでしょうか?
というか、そういう強硬な対応をすればするほど事はこじれるんじゃなかろうかとも思いますが。

そして問題の③ですが…いや、まあ、ここまで書いておいてなんですが、こんなこと起こると思います?

尖閣諸島沖に空母を遊弋させる…(その前に4年で空母機動部隊が編成できる、と思うのはかなり中国海軍を過大評価しているようにしか思えません。まだ艦載機が完成してないはずですし、空母だけできれば空母機動部隊が完成するとでも思ってるんでしょうか?)

空母機動部隊を尖閣沖などに持ってきたら、一番脅威に感じる国は日本ではありません。もっとも脅威を受けるのは台湾です。

当然ながら、そのような中国の行動は台湾とも深い関係にあるアメリカ(アメリカは中国による台湾統合を望んではいないでしょう)が深い懸念を示すと思うのですが、そのあたりをどう考えているのか分かりませんねぇ。

中国がとち狂って台湾を武力併合する!とか言い出さない限りは、わざわざ尖閣諸島に空母を持ちだすような真似をするとはとても思えません。
というか虎の子の空母機動部隊を出してきて、狙いは尖閣諸島?なんとまあ戦力の無駄遣い。

で、④はもうね・・・

中国が①②のような行動に出ることはありうる話ですが、そこからの飛躍が相変わらず素敵です。
③のような実際には起こり得ない事態を想定して、脅威だと煽りたてて、組織と資金を集める。

実際に起こらなかった時も「我々の活動の成果でできなかったのだ!」と言えますしねぇ。プロ保守は商売が上手ですなぁ。

あと一つだけ。

>国連など国際機関や外国通信社などへ、「尖閣は日本固有の領土」と、証明できる資料を作成して強制的に世界へ配布する予定です。

強制的に配布ってどういうことなんでしょう?送りつけるなら組織や資金はいらないでしょうに。